粧い・創作
そして感動へ
この作品がまさに『Natio』
アイデア・技法・コラボの始まりです。
『リングシャワー』と命名して、2003年にビーズジュエリー展へ出品した作品です。
『Natio』の由来
ショップ名『natio』はラテン語の「生まれ」を意味する言葉に由来します。
古より、私たちは大自然から多くの恵みを享受してきました。
暮らしに欠かせない衣食住の全ては自然からもたらされています。
また、技術や芸術のアイディアも自然からもたらされているといっても過言ではありません。
この自然の恵をたっぷりと受けた草木から抽出された染料から、新たに「生まれる」ということに由来して、ショップの名前を『Natio』としました。
「創る」ことへの情熱
「粧う」ことを前提として、「創る」ことへ情熱を注いでいます。
私たちはもちろんの事、お客様の創作もお手伝いいたします。
2021年には「奈良の和墨」をビーズやパーツに着せた「煤膠 和墨」が加わりました。
唐墨と違い、膠の量が少なく、日本の風土に合わせて変化しているようです。墨の風合いをビーズで表現しています。一色のため、多様なグラデーションを用意しています。
「すくも藍ビーズ」は藍建てから、抽出・藍着せ・定着・コーティングまで『Natio』の工房でおこなっており、ビーズ以外にも銘木などにも応用し、ジュエリーのパーツを製作しています。
「花紅ビーズ」は山形・最上の紅花を原料にして、乱花から「ピンク・桃」と「イエロー・黄」を、紅餅から「レッド・赤・朱」をと、古の伝統工芸の色彩を再現しています。
日本の美・色彩にはほかにも平安時代からの「二藍」という紫も存在します。すくも藍と花紅からなる日本の「紫」。
日本の美シリーズでは、自然の色素の伝統的な抽出から着せ迄、Natioの独自の工程で製作しています。
「ボタニカルビーズ」は人工的な媒染的発色は行わず、草木の色素だけを染料にしました。染料は植物の収穫からの抽出までをNatioで行う場合もありますし、お菓子やジュースなどに使う天然素材のパウダーから染めるものもあります。
ビーズのほかに、樹脂&コットンパール・アクリル・メタルチェーンなどのパーツを取り揃えいます。
その他、”藍ビーズ” ”藍杢” ”輪島の漆” ”銘木” などとコラボレーションして独自のブランドを展開しています。
ビーズジュエリーというカテゴリーを掲げ、ジュエリーとして認めていただける作品を目指して創作しています。
ビーズの技法(テクニック)を始め、色々なパーツを開発・製作し、それぞれをコラボレーションしてオリジナルシリーズを展開しています。
Natio のビーズジュエリーは、デザインのアウトラインを考え、色合わせしてどのパターンや技法を使用するか最初に決定します。
シリーズ用・オーダー・展示会・コンテスト・デモンストレーションと用途に応じてデザインを起こし、どのような用途、シュチュシェーションで装うかを想定して、製作にかかります。
必要であればパーツの製作からの場合もあり、試行錯誤・やり直しをくり返し、少しずつ形になっていきます。
今までの経験と技法・パーツの知識などの引き出しを開けては閉めのくり返しで、最初の構想に沿うように仕上げます。
この過程を私は大切にしていて、創る喜びを感じてライフワークにしています。
ヨーロッパのアトリエ・工房のような「一貫生産」を目標に、「アトリエNatio」として創作しています。
これからもデザイン・技法・素材の開拓を通して『Natio ブランド』を確立していければと思っています。
奈良 和墨ビーズ
日本の風土に合わせて進化した和墨、油煙墨をビーズに
奈良・三重に伝承された「墨」、それが日本の風土で和墨になり墨の世界が定着しています。
和墨は膠の量が唐墨と比べて少なく、漆黒の黒から水彩画の薄墨まで多様なグラデーションを表現できます。
日本の伝統に変化した和墨をビーズやパーツに施してアクセサリーの世界へ取り入れています。
すくも藍ビーズ
魅惑のJapan Blue、世界初・阿波藍染をガラスビーズに
「すくも」は、藍の葉を発酵させて作る藍染の原料です。
中でも、徳島の「すくも」”阿波藍”とよばれ、古くから最高級品とされています。この徳島伝統の天然「すくも」から抽出した天然の藍の顔料を、ガラスビーズに定着させることに成功しました。
その発色は、天然の藍色そのものです。藍染"Japan Blue"独特の奥行きのある色合いを、ビーズワークでお楽しみいただけます。
最上花紅ビーズ
いにしえの『花 紅』、日本の風合いと情緒をガラスビーズに
「紅餅」は、紅花の花弁を発酵させて作る紅染の原料です。
中でも、山形・最上の「紅餅」は古来から伝承された工法で手作業で作られます。紅花の中にはわずか1%しか「紅」が含有せず、それを発酵させ含有率を高めて紅餅ができます。水に溶けないその性質は「藍」と似ていて、還元して初めて本来の色相をなします。
Natioではその色素を抽出し、ガラスビーズに定着させることに成功しました。
その発色は、天然の紅色そのものです。日本古来の風合いと優しさあふれる色相を、ビーズワークでお楽しみいただけます。
ボタニカルビーズ
自然素材のナチュラルな風合いを生かした草木染めビーズ
人工的な発色は行わず、草木の色素だけを染料にしました。染料は植物の収穫からの抽出までをNatioで行う場合もありますし、お菓子やジュースなどに使う天然素材のパウダーから染めるものもあります。
ビーズのほかに、樹脂&コットンパール・アクリル・メタルチェーンなどのパーツを取り揃えいます。
デザイナーの方々やクリエイターの方々の感性を表現するアイテムとしてご利用ください。
Swing.ai
粧う・揺れる・Jewelry
ビーズジュエリーとしての新しいアプローチ。揺れることで粧いの表現を高め個性をアピールすることができるJewelryとして高い評価を受けています。
その場の雰囲気やイメージによって、ピアスをネックレスとして使うなど、2種類の使い分けができるJewelryです。
粧いに「揺れ」にプラスして表現を高め個性をアピールするJewelryとしお楽しみください。
輪島の漆と銘木とビーズ
日本最高峰の伝統工芸の輪島塗とのコラボレーションが実現しました。強度と美しさを兼ね備える素材としての輪島塗の「漆」とビーズや銘木との新しい作品です。
銘木で創るJewelry
世界の銘木と日本伝統の寄木細工
世界の銘木と日本伝統の寄木細工でJewelryを創りました。美しい木目や色調・風合いを特長とした、同じものが二つとない自然の素材が感じられるこだわりの逸品です。年月を重ねるほどに「色」「質感」を楽しむことができます。
Natioの創る作品はデザインの発想に始まり、素材・技法・色合い・パーツ・材料とのコラボレーションで完成します。
そのためにいつも、新しいパーツの開拓に励んでいます。
その中でもデザイン・技法・パーツ・素材の開拓が大事で、最近では「すくも藍Beads」・「Swing.ai」・「輪島の漆」・「大島紬」・「寄木」・メタルパーツのメッキまで、と多様な部門に挑戦しています。
それぞれをパーツやトップにまで仕上げるには試行錯誤のくり返しですが、やりがいのある意味深いものです。
これからもどこにも無いオリジナル性を大切にコラボレーションのアイテムを増やすよう開発と研究をしてまいります。
5ビーズアクセサリースクール
初心者からクリエターへ
- 「お好きなときに」
- 「学びたい事を」
- 「オリジナルでクオリティーの高い作品を」
- 「色・デザイン・コラボレーションまで」
ビーズジュエリーには様々な技法があります。
簡単で本格的なアクセサリーを作りながら、基礎から応用まで幅広く学ぶことができます。認定資格の取得も可能です。
総合的に技法を取得し、楽しいビーズワークを過ごしていただける様にコースを分けて開催しています。
- 『フリースタイルコース』 — クリエーターの原点
『Natio』独自のカリキュラム、キットにたよる事なく学べます。ご自分の創りたいアクセサリーのパーツをお店の中から自由に選び、作品を創りながら技法やスキルを身につけることができるコースです。 - 『スキルアップコース』
『Natio』のキットを使用し、習得したい技法やスキルをさらに極めるコースです。 - 『認定資格取得コース』
各協会の教材を購入し、カリキュラムによる講習を受講して技術を習得し、認定書発行までお手伝いする教室です。
6世界に向けて
デザイナーとしての発信
2018年3月、ドイツ・ケルンで開かれた、『Handarbeit & Hobby』 へ、TOHO株式会社様のご協力をいただき、出展いたしました。
「ビーズジュエリー」という新しいカテゴリーを掲げ、「Swing. ai」と命名した、新作を発表しました。
ヨーロッパの方々から「JapanJewelry」として絶大なる評価を受け、「ビーズで作るジュエリー」の先駆けになったのではないかと思います。
「トレンドセッタープログラム」の一員
2016年、アメリカのビーズメーカーでチェコにも工場がある、スターマン社より「トレンドセッタープログラム」の一員になりました。
「True Bead True Blue」 ポスター掲載
2017年、USAツーソンのビーズショー「True Bead True Blue」のポスターに掲載されました。
オリジナルデザインによる作品製作要請があり、「Take and make」に選ばれ「 Queen of the Night Bracelet 」と命名されました。
これからも”Natio” MIyuki Oitate のブランドを海外へも発表してまいります。